以前、面取りの話題がありましたが。
これって私が気にしているだけかもしれませんが、頂点の面取り形状ってどうするべきなんでしょうか。
3辺の面取りをすると合流する頂点は、上図のようにとんがってしまいます。
多分このままにされることは無く、
実際には、こんな形でとんがった先が削られるんだと思います。
でも中には、3辺の面取り寸法が異なっていて
こんな形になることもありますし、寸法値によっては四角く角を取るような場合も過去にはありました。
CAD上ではやりようもありますが、モノがその通り加工できるかどうかは別問題です。
頂点の面取りでは有りませんが、
丸穴の面取りは面取りドリルの様なツールを使うことが多いと思いますが、その場合は上図の様な面取り形状にはなりません。
この様に、CADでは形状ができるが実際にその形状加工とするかどうかは加工先の手持ち工具にも依ることもあります。
設計サイドで気をつけないといけないのは、
1.CADでできる形状なら何でもOKと判断しないこと。
2.その形状に求められていることを理解して、場合によっては形状変更も検討してみること。
3.今はツールの種類も膨大で、機械加工できる内容も多岐にわたっているので、 一概に加工できない形状とは言い切れない点もあり、世の中には加工できる所もあるかもしれないが、 QCDのバランスも重要なので、汎用的な加工形状を知っておくこと。
CADでモニター見て終わりといかないのが、設計。
奥深くて、一生学び続けないと…。