やるリスクとやらないリスク

みなさんは何か大きな決断をする時、それを「やるリスク」と「やらないリスク」どちらを考えますか?

どちらも同じようなことを、言っているようにも聞こえます。

それは、表と裏のような関係に近いからかもしれません。

でも裏から表を見た時にハッとすることがあります。

大多数の人は、何かをやるときにやるリスクにばかり注目しているように思います。

私は「やらないリスク」を考えるようになってから見方が変わったと感じています。

例えば、ちょっと気が進まない事が有った時、「やるリスク」の視点で考えるとやらないで済む理由ばかりに目が行ってしまう。

でも「やならいリスク」の視点で考えると、本当にやらなくても大丈夫なのかと、むしろやるためにはどうしたら良いのかと考える。

だから表と裏の両面からバランス良く考えるのが、私は良いと思っています。

インドに出る、出ない?

日本の会社は臆病だからインドへの進出をためらっているというようなことを以前書きましたが、この「やるリスク」ばかりに目が行っているのも1つの大きな要因だと思います。

だからインドに視察に行っても、ちょっと問題がありそうだと担当者は進出するリスクにばかり目が行って、やらない理由ばかり探し始める。

そこには、エスキモーに冷蔵庫を売る/アフリカの裸足の人に靴を売る的発想は、全く有りません。

一方、出ると決めたら経営資源(人・モノ・金)に物を言わせて一気にやろうとする大企業も有る。

トップや役員クラスの責任者が短い任期のうちに、実績を残したいのか、出ると決めるまでに散々時間をかけてきた割には準備不足で、混乱のスタートになってしまう。

日本の通信や製薬の大企業がインド企業との合弁事業に失敗して撤退するのには、それなりの理由が有るのです。

では、中小企業はどうでしょうか?

多くの中小企業の経営者は、サラリーマン経営者ではないと思います。

長期的な視点で、物事の判断ができる環境にあります。

だから、相手をよく見て少しずつ確認しながら動けば失敗の可能性は低くできるはずです。

中小製造業が、もしインドに進出するのであれば、やはりそれなりのやり方が有ると確信しています。

PtoCは、インドのエンジニアリング会社と仕事をしていますが、私のこの考えが間違っていないかどうかは、数年後に答えが出ていると思います。

その時まで、このブログが続いていたら、多分うまくいったということではないでしょうか。