Fusion360の押し出しコマンド

3D CADとしてFusion360も使っています。

コマンドの1つに押し出しがありますが、実は設定が色々できるコマンドです。

モデル作成には、よく使うコマンドですが意外に設定を使いこなせていません。

一番初めに覚えるパターン

一方向に真っ直ぐ押し出す。これは基本の”キ”。

Fusion360_押し出し

角度をもたせて押し出すこともできるんです

Fusion360_押し出し
Fusion360_押し出し

上図のように、勾配を持たせながら押し出すこともできるんです。

外側に広がるように押し出すのは”+”の角度で、内側にすぼむ様に押し出すのは”ー”の角度で設定します。

プロファイル平面の両側にも押し出し

方向を”2つの側面”の設定にすれば、プロファイル平面の両側にもそれぞれ設定を変えて押し出すこともできます。

Fusion360_押し出し

もちろん、押し出す距離やテーパー角度も設定できます。

プロファイル平面の両側に対称で押し出しも

対称形状となるので、距離やテーパー角度の設定は共通となります。

Fusion360_押し出し

対称方向に”ー”のテーパー角度を持って押し出すと下図のようになります。

Fusion360_押し出し

プロファイル平面を変えればこんなことも。

既にあるボディ側面をえぐるようなこともできます。

押し出しの中の”切り取り”操作を選びます。

Fusion36-_切り取り

おまけ

正方形のスケッチから押し出しコマンドだけで、こんな形もできます。

Fusion360_押し出し

押し出しコマンドの設定を駆使しなくても、モデリングできる形状もありますが、基本の応用編を知っておくことはシンプルなモデル作成には重要です。

インドにおけるカースト制度とは

南アフリカのアパルトヘイト、インドのカーストなど人種や身分差別について、日本ではあまり馴染みがないのでピンとこないかもしれません。

日本でも部落差別という言葉を教科書で習ったくらいで、実は本当のことを知りません。

センシティブな話題ですが、インドを語る上で避けづらいことですので、少しだけでも触れておきたいと思います。

時々、インドのカーストは法律上禁止されているのではという方がおられますが、憲法でカースト制度が禁止されているわけではないようです。

禁止されているのはカーストによる差別で、カーストそのものは禁止されていないのです。

逆カーストという弊害

在印時、役所に出す書類が有って記入するように言われたのですが、そこにカーストを記入する欄があったのです。

私は書かなくていいと言われましたが、ちょっとした衝撃でした。

その書類がカーストを書く意味があるものだったのかどうかわかりませんでしたが、カーストによる不公平感を減らす目的で、カーストを書かせて身分が低い人達を優先的に扱うためにそういった欄があるというインド知人の説明でした。

低カーストの人は総じて教育の機会にも恵まれず就職もできずにいるため、教育レベルに多少難があっても低いカーストから一定数の公務員採用枠があてがわれる制度もあるそうです。

そうなると、普通に公務員になりたい人は、狭き門となり、その制度がなければ採用されたかもしれない人から逆差別という不満が出てきます。

首都デリーでも逆差別に抗議するデモが有りました。

カーストってわかるの?

カーストの歴史や内容はネットで調べればたくさん出てきますから、そういうことはそちらにお任せするとして、現地に住んでいてカーストを直接的に感じることは多くはありませんでした。

ただ差別ということは多く有ったと思います。

というか、それがカーストから来るものなのか、貧富の差から来るものなのか、同じものなのかがわからないのです。

単なる役割分担なのか、身分制度から来ているのかは、わかりませんでした。

何千という身分(仕事の種類)があっても個々がどういうものなのか全くわかりません。

インド人の知人に聞いても、よくわかりませんでした。

彼らが、言いたくないからなのか、本当に知らないからなのかすらわかりません。

名前(名字?)でカーストがわかるようなことを言っていた人もいました。

職業でわかるケースもあります。

こんなこともありました。

工場内のトイレに行こうとした時、そのトイレには行かないで階上にあるトイレを使ってくれと。

現場のそのトイレは、カーストが絡んでいるということをあとで教えられました。

今でも、異なるカースト間での男女交際や結婚は厳しく禁止されていて、守らないと言う理由で名誉殺人が行われたという新聞記事を何度も目にしました。

日系の会社で低いカーストでも優秀な人材を教育しリーダーにしたが、部下がそのリーダーより高いカーストだと言うことを聞かないなどうまく行かなかったという話を聞いたことがあります。

総じて考えると、やはりカーストを隠すことは難しいのだと思います。

インドの人達はどう思っているのか

このことは、聞く人によっても違う回答になると思いますし、どこまで正直に話してくれるかわかりませんから、こうだと言うことはできません。

ただ、若い人でしっかりと教育を受けた人の中には、いい制度だと思っていない人もいることは確かなようです。

本人の能力とは全く関係のない事で、その能力が活かされないというのはインド社会にとって大きな損失だと思わずにいられません。

これまでのインドには、必要だったのかもしれないけれど、これからのインドには必要ないものだと考える人が増えて、インド社会が変わっていく姿を目にしたいと思います。