ダイバーシティってどういうこと?

Diversityとか多様性という言葉を、よく耳にするようになってきました。

でも、それって具体的にはどういうことなのでしょうか。

「国籍、性別、年齢、宗教、言語、文化、人種、民族など、人を何かの尺度によって分類する時、分類された中の集団だけで考えるのではなく、その枠を超えた集団で考えること」というのが、現時点での私の解釈です。

多くの人は、本能的に異質や変化を嫌い、同質や不変を好みます。

特に日本は地理的背景や歴史的背景から同質性を好む土壌が強かったと思います。

それが強みになっていた時代も確かに有ったと思いますが、今はそんな事を言っていたら取り残される時代です。

上述の尺度は単なるものさしであって、それによる優劣があるわけでは無いのに、優劣を持ち込む人が、少なからずいるという残念な現実もあります。

私にとって、尺度というのはその人の持つ個性とかバックグラウンドのようなものだと思っています。

それは良いことでもなく悪いことでもない、単なる事実で1側面しか表していないもの。

気にしているうちは、ダイバーシティという言葉も無くならないでしょう。

当たり前になれば、ダイバーシティということを誰も気にしなくなります。

だから私の事業に関する概念の中には、はじめからダイバーシティというものはありません。

先日、知人の経営者と話をする中で事業承継の話題になりました。

彼には、こう言いました。

あなたの後継者は、若い女性かもしれないし外国人かもしれないよ。

その時が来た時に、まだそんな指標で判断する時代だっていう保証なんてどこにもないよと。

自分がどちらかと言えば、異質で不変を嫌うような人間だから、ひねくれた考え方といわれるかもしれません。

他にも、今は常識と言われることとは違うことを事業展開の中で考えていますが、それらについては機会があればブログ内で書いていきたいと思います。

自動翻訳ソフトDeepl

私達には、インドにビジネスパートナーがいます。

もう1年近く直接会ってはいませんが、当然日本語での会話では有りません。

ZOOMだったりメールでコミュニケーションを取っていますが、英語でのやり取りです。

顔を見て会話する時は、表情など非言語で情報を補うこともできますがメールではそれができません。

日本語でもメール(文字)だけで、真意を伝えることが難しいですから、言葉が違う英語ならなおさらです。

以前なら相手のメールの一言一句を訳している感じに近かったのですが、長文になってくると疲れてしまってそうもいきません。

展示会などで有料の自動翻訳サービスなども見かけますが、費用対効果がまだ明確に見えてこないので、無料のサービスを使っています。

はじめはマイクロソフトやグーグルの翻訳サービスを使っていましたが、最近はもっぱらDeeplという自動翻訳を使っています。

同じインドからのメールをそれぞれに自動翻訳をさせてみて、一番しっくり来るものがDeeplだったんです。

もちろん、内容によっては他の翻訳サービスの方が、しっくり来るものもありますが、総合的にDeeplが、良かったという感じです。

ただ、まだ丸投げというまでには至っていないと思います。

なので和訳の時は、一旦自動翻訳して、大筋をつかんでから自分で原文を追っていき理解するような使い方です。

英訳の時は、まず自分で英文を作成していって言い回しに困った時に使っています。

そして英文を作り終えたら、それを和訳させてみて気になる言い回しになっていたら微修正をかけるといったやり方です。

それでも数年前と比べたら、翻訳の正確さには眼を見張るものがあります。

4~5年前なら、実用性には乏しかったんですが、今はうまく使えば十分通用するレベルになっていると思います。

イヤホンで同時通訳ができてしまう時が、数年以内に来たとしても不思議では有りません。

ちなみにインド英語には独特の表現もありますが、そこまでは有償のサービスでも対応できていませんでした。

動機善なりや、私心なかりしか

私が、初めてこの言葉と出会ったのは30代の頃だったと思います。

確か何かの本に、JAL再建に尽力された稲盛会長が第二電電を設立する際に自問自答した言葉だと書いてありました。

私には、まだこれが座右の銘ですと言えるものがありませんが、この言葉が一番近いかもしれません。

まだまだ未熟ですから、いつも私心に引っ張られてしまいます。

でも最近は、あーっ、私心で考えているなぁと気づくようになってきた方なので、以前よりは良くなっているのかもしれません。

サラリーマンを辞めて、50代後半で事業を興すことに対して、動機が善なのかどうか自問する時間がかなりありました。

残りの人生をかけ、他の人を巻き込むことになるのですから、何をやりたいのか、何故やりたいのか、そしてどうなりたいのかなど色々と書き出して何度も読み返したりしていました。

今でも時々、見直しています。

何か判断をする時は、この言葉を思い出すようにして自分を戒めています。

“剛性”と”強度”は違う_その2

以前、曲げという現象における剛性というものが何かということを書きました。

その2では、曲げにおける強度について書きたいと思います。

そもそも強度とは?

剛性は、材料(ヤング率)と形状に依存します。

では強度はどうでしょうか。

強度は、材料そのものが持っている特性になります。

でも強いとか弱いとかというのはどういうことでしょうか。

ケンカならは、誰かと誰かがケンカして相手が降参したらどっちが強いかわかりますよね。

材料なら同じ形状で同じ力が加わった時、先に壊れたほうが弱い材料ってなるように思いますが、ちょっと違うんです。

「壊れる」の定義が難しいんです。

「お茶碗が壊れた」って言うのは、茶碗が割れた(破断した)時だと思います。

では、「バネが壊れた」のは、どんな時でしょうか。

バネが伸びて、元の長さに戻った時は、壊れたとは言いません。

バネをうんと伸ばして元の長さに戻らなかったら、多くの人がバネが壊れたと言います。

でもバネが切れた(破断した)わけではないんです。

壊れたという時の状態が違うんですね。

軟鋼の応力-ひずみ線図

下図は、材料力学などでよく見る引張りにおける軟鋼の応力-ひずみ線図です。

応力-ひずみ線図

極めてよく用いられる図なので、詳細な説明はここではしませんが、E点の縦軸の数値が引張強度と言われます。

でもこの強度は、材料は変形して元の形に戻れない状態です。

バネなら伸び切っているような状態です。

この強度が大きいことに意味があるのでしょうか。

設計の時は、その部品が塑性変形しない前提で考えています。

その前提に立てば、上図Bの弾性限度内で強度を考える必要があります。

この応力-ひずみ線図は、金属の種類によって形が違いますし、金属以外、例えばプラスチックでも全く形がちがいます。

ですから設計時に強度を検討する時は、材料が何で、どういった特性をもっているのかを知って置く必要があります。

カタログの数値は、A点なのかB点なのか、それともE点、はたまたF点なのかを見て、自分の欲しい情報かどうかを判断しないといけません。

一口に強度と言っても何を指しているのか、考える必要があるはずです。

やみくもに公式に数字を入れれば良いわけではないのです。

曲げと引張の関係

なぜ曲げの話の途中に引張りの話が入ってきたかと言うと、

曲げ応力

梁に曲げの力が加わると、梁の外側は引張られ内側は圧縮されるため、引張・圧縮の特性が関係してくるから理解の一助になると思ったからです。

曲げにおける強度とは

片持ち梁で、梁の先端に集中荷重がかかっているという”その1”の場合、

最大曲げ応力=最大曲げモーメント÷断面係数

で算出されます。

材料の基準強度>最大曲げ応力・・・使用可能

材料の基準強度<最大曲げ応力・・・使用不可

この最大曲げ応力が、安全率を含む基準強度以下であれば、曲げに関して設計上使用できるということになる訳ですが、基準応力にどの数値を取るかは前述の通り注意を払う必要があります。

おさらい

「曲げ」に関して言うと

剛性を上げたいときは、その部品の断面二次モーメントが大きくなるような形状にするか材料のヤング率を変えてやる必要があります。

ヤング率は、上記応力-ひずみ線図で言えば、原点からA点を結ぶ直線の傾きのことです。

強度を上げたい時は、試算した最大曲げ応力より大きい基準強度を持つ材料を選ぶか、断面係数が大きくなるような形状にしてやることです。

基準強度は、上記応力-ひずみ線図で例えるなら、縦軸(応力)の数字ことで、例えばA点の応力なのか、E点の応力なのかということです。

引張りや圧縮、ねじれに関しても同じような考え方をすればいいと思います。

剛性や強度に関しては、どちらも材料の物性値と部品形状という2つの要因で改善ができるのですが、中身が同じではないということです。

材料力学がとりわけ苦手だからからかもしれませんが、このことを、わかりやすく説明している本や資料に残念ながら出会ったことが有りません。

もっと、良い説明をしてくれるサイトなり資料が有ればうれしい限りです。